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その日村長さんのお手伝いをするためにメルは村の子供たちとともに広場のお掃除をしはじめました。
「こらこら。ちゃんと掃除しなきゃダメだよ」
メルは遊んでる子供たちを注意しながらのんびりとほうきを動かしていました
「イツキ!ふざけないで真面目に掃除して!!」
広場のすみのほうでミドリがイツキを叱る声が聞こえたのでメルは掃除をしながら二人のほうを向くと
「魔女の真似~~」
「イツキ兄ちゃんぼくもやる~」
「あたしも~~」
イツキは竹ぼうきにまたがりながらぐるぐるとあたりを回っていた
子供たちも真似をしそれをミドリが怒りながら注意をしている
「俺はこのほうきで空を飛べるんだぞ~~」
イツキは笑いながらそう叫んでいた
ミドリは最終的にイツキの頭にげんこつをし黙らせ掃除をさせようとしている
「……空を飛ぶか………」
そんなたわいのない話が
メルの心を震わせました。
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