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レオ「…ん」
(ピクリと耳を震わせて玄関に視線を向け)
タロ「あ!繭子ちゃんだ!帰って来た!」
(ピンと耳を立たせ尻尾をぶんぶん振りながら玄関へ走って行き玄関のドアが空くのを待ち)
ミイ「…ミオくん達、間に合わなかったね」
(レオを見上げて残念そうに)
レオ「…心配ない」
(ミイの頭を撫でてからキッチンに戻り)
繭子「ただいまぁー」
(疲れたように肩を揉みながら玄関のドアを開け、溜め息を吐き出して)
タロ「まっゆこちゃあああん!!」
(目を輝かせ尻尾をぶんぶん振り繭子に向かって飛び付こうと大ジャンプし)
繭子「ミオ!」
(慌てた様子もなく目を瞑り堂々と仁王立ちで)
ミオ「りょーかい」
(繭子の後ろからひょこっと顔を出し呟くと、繭子を庇うように前に立ち、右手を構えると飛びかかってくるタロに向かい勢い良く右手を振り下ろし顔面を引っ掻く)
タロ「な…、何するんだよぉっ!ミオのばか!ばか!」
(べちゃっと床に落ち、泣きながら額を抑えてぶらぶら右手を揺らして素知らぬ顔で立つミオを見上げて睨む)
ミオ「駄犬は黙って尻尾振ってろよ」
(ふふん、と笑みを浮かべてタロを見下ろし)
タロ「う、うわぁああん!!」
(タロの泣き声をバックに繭子はスタスタ廊下を進んでリビングに向かう。背後でコンが「うるさい!」とミオとタロに拳骨を喰らわせている)
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