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ミイ「まゆちゃんお帰りなさい!」
(リビングから走って来て繭子に抱き付き)
繭子「ミイ、ただいま」
(ミイの頭を撫で)
ミイ「えへへ…まゆちゃん来て!」
(嬉しそうに笑い繭子の腕にくっつくとリビングに引っ張って行き)
(リビングに入ると飾られたリビング、テーブルにはご馳走が並ぶ)
繭子「これって…」
(驚いたように目を丸くしリビングを見渡して)
ミイ「驚いた?」
タロ「俺達頑張って準備したんだよ!」
(頭にたんこぶを一つ作ったままミイとは反対側の繭子の手を取りミイと二人でソファーに引っ張って座らせる。
繭子が座るとレオがキッチンからホールケーキを持ってきて繭子の前にあるテーブルに置く)
繭子「何で今日だってわかったの?」
(驚きレオやミイ、タロを見て)
タロ「テレビでやってた!」
(満面の笑顔)
繭子「………。ん?」
ミイ「まゆちゃん!」
レオ「…父の日」
タロ「おめでとう!」
(いつの間にか用意したクラッカーを三人で鳴らす)
(そのまましばらく停止)
繭子「……そっち?!」
(驚愕に目を見開いて思わず立ち上がる。ビクッとタロとミイが驚く)
繭子「そもそも私、父じゃないし!どんなボケなのよ!?」
ミイ「た、タロちゃん…なんか違ったみたいだよ…?」
(オロオロしながらレオの後ろに隠れタロを見上げる)
タロ「だ、だって今日は父の日だってテレビが言ってたもんっ!」
(オロオロして)
ミオ「あーあ、言わんこっちゃない」
(頭をさすりながら呆れたように言いコンと共にリビングに入る)
コン「許してあげて繭子。この子達も悪気があった訳じゃないのよ?」
(苦笑しながらソファーの裏、繭子の背後に周り肩を押して座らせる)
ミオ「そうそう。1日かけて準備したみたいだし、努力は評価してやれば?」
(レオの背後に隠れるミイとタロを親指で差して、ゆっくり繭子の前に跪く)
コン、ミオ「Happy Birthday、繭子」
(ミオが手のひらサイズのプレゼントを繭子の掌に乗せて、コンとミオが繭子の両頬にキス)
ミイ「えっ?!」
(さり気なくレオがミイの目を隠し見せないようにしている)
繭子「なっ?!」
(顔を真っ赤にして)
タロ「なんだってーー?!!」
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