2Shot・SURVIVAL ARMY

4/5
前へ
/81ページ
次へ
サムスン 「で…結局なんで助かったの?」 タカムラ 「それはね…。」 ―現地時間21:45 キャンプ(拠点)にわたしはいた。 あなたが作るのが遅くて 待ってる間にわたしはトイレに行きたくなってたの。 タカムラ 「隊長!すみませんが トイレ行ってきていいですか? あのダメ男まだ料理に時間かかりそうな気もしますし。」 隊長 「たしかにそうだな。 なら行ってこい。 ただし…クリスムには気をつけろよ? 女が無防備なら あいつは何をしでかすかわからんからな。」 タカムラ 「ははは…大丈夫ですよ。 いざとなったら 周りにクレイモア(対人地雷)でも設置しておきますから(笑)」 隊長 「なら大丈夫だろう。 でもあいつだからな…。」 隊長の心配する言葉を 耳に入れつつ、 わたしは用をたせるところを探した。 もちろんだけど、 実際のジャングル内での戦闘を考慮しての訓練だからトイレやお風呂なんてあるはずないものね。 こういうのがないから 女性の兵士っていないのかしら…。 わたしはそんなことを 考えながらジャングルの中を 拳銃片手に歩いていた…。 そしたら、予想的中。 後ろから足音がついてきた。 当然、足音でわかる。変態野郎だと。 わたしは全力で走ったわ。 もちろん変態も恐らく全力で追いかけて来たけど。 まさにストーカー。 手榴弾でも投げて殺してやろうと思った。 でも、わたしが手榴弾を出す前に 突然、空が光ったかと思ったら 凄い爆風のようなものでわたしは吹き飛ばされた。 どうやら気絶していたみたいで目が覚めたら あたり一面にあったはずの木々なんて一つもなかった。 距離が離れところで凄い炎が上がっいるのは見えてたけど その場所がわかるまで時間がかかった。 気づいても、手をくれだったわ。 燃え上がってたのは、わたし達スネークスのキャンプ。 遠くから見てもわかった。 何かが落とされて、爆発した。 その爆発の範囲内にキャンプがあったってことが…。 急いでキャンプに向かった。 でも…キャンプは…ただの火葬場だったわ。 鼻をつんざくような臭い、何かもわからない黒い肉片のようなもの。 わたしは怖くなって逃げ出したわ。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加