入学式

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「──すごい」 小さく呟いた。 でも、本当にそう言わずにはいられない演奏。 本当にみんなが、頭だけじゃなくて、体で音楽を楽しんでる。 「…あの、吹奏楽志望?」 隣の人に話しかけられる。 「一応…でもレベル高いよね。」 「あー、確かに。てか私も吹奏楽やりたいんだー。良かったら一緒にやらない?」 そう言った彼女の瞳は輝いていた。
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