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エクシブはそう言うと、その場にある一本の剣を片手にとり、ジャンクに伝える。
「外で待ってるから、いつでも来てくれ」
エクシブは言い終わるとゆっくりと出ていった。
「なあ、あんたの従者そこそこに腕はたちそうだけど、俺は本当に手加減出来ないぜ?」
ジャンクの言葉にココはクフフと、笑って答える。
「雇うからにはそれくらいでなくては困るの」
ココの言葉にジャンクはあきれた顔をして言う。
「あんた酷い性格してるな。いや、あいつを信じてるのか。まあ、俺は雇ってもらえればどっちでもいいけどね」
そう言って扉を開けようとしたジャンクに、ダグラスが告げる。
「ジャンク、悪いことは言わない、全力でいけ。そして──」
ジャンクに向かってにやりと笑い続けた。
「身の程を知れ」
「なっ!?」
思わず言葉を失うが、自分に対して過小評価されていることに苛立ったジャンクは、乱暴に扉を閉めて外へと出ていった。
「しかしお嬢、旦那相手じゃ厳しすぎますぜ?」
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