二章

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 結局朝を越え、昼過ぎまで続いた宴会。  寝床に戻ったエクシブはそのまま次の日まで眠り続け、今に至る。  明らかに二日酔いのエクシブと、別段いつもと変わらないココ。  酒の席で酔ったグルーがやたらとちょっかいを出してくるもので、思うように酒が飲めなかったためである。  あまりに対称的な二人はある場所を目指し歩いていた。それは傭兵ギルド、人集めをしていたダグラスから報せがきたのだ。  遠くない距離を長旅の様に感じつつ、頭痛のせいで重くなった足を引きずりギルドの前にたどり着いたエクシブ。  わざわざそんな状態で来たのは、最後の仕上げである編成をするためである。 「おお、やっと来たか。依頼者より遅く来るとは随分な御身分だな、グラン=エクシブ」  意地悪そうな顔で言うダグラスに苦笑いで返しつつ、先に到着していたベルレット親子に謝罪する。 「遅れて申し訳ありません。だいぶ待たせましたか?」 「いやいや、さほど待ってはおらんよ。それにここでまわりを見ているのもなかなか面白かった」
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