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「くく、昔に戻ったようだ」
その言葉に、思わず苦笑する二人。
「確かに。昔は、こんなことばかり、言いあってた」
「将軍がいたらきっと剣を抜かされていたな」
その光景を想像し、思わず笑い出す三人だったが。
「あ、あのー。おれはどうすれば?」
「んっ? あっ! すまんすまん、続けるからちょっと待ってくれ」
面接中の男に問われ、わたわたとするダグラスとエクシブ。
それを見てルークは外へ出ようと扉に向いたとき、エクシブが声をかけた。
「ルーク、もう行くのか?」
ゆっくりと向き直り頷く。
「先に、戻っている。冬には、また会うだろう」
言い終わり歩きだそうした瞬間、何かを思い出し告げた。
「山越えは、薦めない。最近、質の悪い者が、集まっている。行くなら、気を付けろ」
そして静かにギルドを去っていったルーク。
「山越えは、気を付けろ……か」
団長位が言うほどのこと、エクシブは肝に命じ面接者へと向き直った。
「さて、待たせたな。続きを始めよう」
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