二章

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 その言葉にダグラスは驚く。 「旦那、それはつまり……」  言いかけたダグラスを止めエクシブはジャンクに言う。 「一先ずそれは後にしよう。えーっとジャンクだったか、オレの連れはわかるだろ?」」 「グラン=エクシブと一緒に居て、ギルドにおれを連れてきた……」 「そうだ。とりあえず外にいる連れのところで待っていろ」 「いや、待っていろって言われても……」  困惑するジャンクにエクシブはため息をつき、ゆっくりと伝える。 「お前の雇い主になるのはそっちだ。ただ態度に気を付けろ、最悪喰われるからな」 「えっ!? 喰われ?」 「いいから行ってろ」  喰われるに何を想像したのか、顔を紅潮させ聞き直すジャンクだが、エクシブは一言命令し出口を指差した。  何度も首を捻りながらギルドを出るジャンク。  一部始終を聞いていた面接者がエクシブに問う。 「あ、あの。喰われるって言うのは」  するとエクシブの変わりにダグラスがこたえる。 「言葉通りだよ。まあ、命が惜しけりゃお嬢に逆らうなってことさ」
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