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「…それだけか?」
「はい!ネトゲって始めると中々オチれないんで!」
「言っている意味がイマイチ分からんのだが…」
メガネザルの頭付近にどんどん血管が浮き出てくる。わぁ、まるで迷路みたいだ。
「だからネトゲって言うのは他者とのコミニュケーションが―」
「もういい…」
メガネザルが俺の言葉を遮る。
「ちょっ、おまメガネザル!人の話は最後まで―あっ」
「メガネザル…?」
メガネザルは、くしゃっと顔を歪めこちらを睨んでいた。そして額の迷路はもはや大迷宮になっていた。
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