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「んー、まあなるようになるでしょ。」
姉貴の方には見向きもせずパソコンのモニターに顔を向けたまま返した。
「はぁ、あんた本当に人生舐めてるわね。顔はそこそこ良いのに」
姉貴は部屋の前で立ち尽くし溜息を尽きながら呟いていた。
「姉貴にを褒められても嫌味にしか聞こえないです。」
自分の姉貴は身内のひいき目無しに本当に完璧人間だ。
容姿端麗、文武両道、才色兼備。言葉の意味はあまり分からないがこの辺の言葉を全て兼ね備えている人間だ。言うなれば姉はZ戦士。俺はヤ〇チャ。
「まぁ、冗談だし。それより早く下へ降りなよ。私も気まずいんだから」
「冗談かよっ!それはそれで悔しいな、おい。」
少し悔しそうな俺を姉貴は微笑を漏らしながら俺をまあまあと宥めすぐに一階に降りてった。
何しに来たんだあの姉は。
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