散歩

6/10
前へ
/28ページ
次へ
木『んっ‥』 すると木山はくすぐったいと言わんばかりに寝返りを打ち、俺の方を向く。 木『ん‥ 水沢?』 水『あ!!ごめん起こしちゃった?』 俺は申しわけなさそうに木山を見る。 木『いや‥大丈夫だ』 木山は寝転んだまま答える。 水『そう。なら良かった😃』 俺はまだ木山の頭を撫でる。 当の木山はそれが気持ちいいのか軽く目を細めた後、また目を閉じ寝ようとする。 水『木山、起きて?』 木『ん?』 木山は目を閉じたまま答える。 水『今から航の家でテストの見直しと演技構成の見直しするんだって』 木『いや‥俺はいい。 テストは見直しするほど自信が無い訳ではないし、演技構成の見直しは俺が居ても居なくても変わらないしな』 水『木山』 木『水沢は行って良いぞ? 俺は適当に帰るから心配もいらない』 水『イヤだ。木山居ないとつまんないよ‥俺』 木『水沢。 分かったよ起きるから』 木山は俺のわがままに文句も言わず起き上がった。 水『ありがとう。木山😃』 木『ほら行くぞ?』 水『うん!』 俺達は部室を出て校門に向かった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加