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誰も居ない家に1人居て 膝を抱えて帰りを待つ… 幼稚園の頃からずっと変わらないこの生活 誰かにそばに居て欲しい あたしは1人じゃないと 心から安心できる人が欲しい 誰か…誰か!! ふと今日の事思い出した… 中井さんの事… 中井さんの笑顔 真剣な瞳 あたしより大きな手 タクティクスの香り そして…夢じゃないかと思ったあの時間(とき)… 白い絵の具にひとしずく他の色を落とした… そんな感じの恋 幸せがスゥッと滲んで そして切なさがひろがる… どうして彼なのだろう なぜ彼女のいるあの人なんだろう ひと目みた時から彼だった あたしを守ってくれる… いや…守って欲しい 一緒にいたい…そう思った 他の誰かではダメだった 彼しかいなかった…なぜだろう 彼女がいるのも知ってるのに…
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