プロローグ

2/2
前へ
/16ページ
次へ
あたし達の出会いは保健室 いかにもありがちなパターンで あたしが保険委員で あなたは保健室の掃除だった 最初は2人とも 話なんかしないですれ違ってた でも回を重ねる度に 「よっ」とか「オッス」とか 挨拶する様になって… 気が付いたら好きになってた あなたの事知りたくて あなたと話したくて 保健室に通ってたの知ってた? あたしはあの頃からずっと好きだったの 名前教えて欲しくて でも聞けなくて 保健室の名簿で調べたんだ ―中井 博文― それからだよ? あなたの事名前で呼ぶ様になったの 気付いてたかな? でもあなたはあたしの名前知ってた… それは今でも謎だけど… でも、1度も呼ばなかったね あたしの事……
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加