夏空にいた君

夏休み

担任「……よし、俺からは以上だ。ケガとか事故を起こすなよ」

それをきっかけに、静かだった教室がいっせーにうるさくなった。

「起立、礼……さよらな」

委員長の挨拶が終わったのと同時にクラスの奴らの声はよりいっそう大きくなって、これからの長い休みを待っていたとばかり聞こえた。

「りゅう、海行かねーか」

振り返ると同じ不良仲間の廉、大和、蒼月（ｱﾂｷ）が立っていた。

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