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蒼月は俺らの中で1番背がでっかくて、左耳にはピアスが二つ付いてる。
廉「ああ、そのつもりだったさ。ま、行かねつったって引っ張って行くけどな」
廉のニヤリと笑った顔に俺、大和は大爆笑した。
一方の蒼月は口を閉じたまま口の端だけを上に上げて笑った。
大和「じゃ、早速行こうっか!!」
龍生「そうしよーぜ!!」
俺らが教室を出ようとした瞬間だった。
教室中に携帯電話の着信音が響いた。
龍生「あ、悪りぃ。俺みてぇ」
俺は教室の窓側に移動して携帯に出た。
龍生「はい。ったく、どぅしたんだよ……っはぁ!? 兄貴が……分かったよ。今からそっち行くわ」
廉「おい、どうしたんだよ」
龍生「悪りぃ。海行くのパス。……兄貴が事故って病院に運ばれた」
それだけ言って教室を出た。
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