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そういえば、彼此どのくらいここに居るのだろうか。
外に出ようと扉を開けようとしても外側から鍵をかけられているらしく、外に出ることは出来ない。
そういえば、この部屋の外はどうなっていたのか。
外に直接出られるのか、この部屋が家の中の一室なのか。
それすらもわからない。
窓も電気も無いこの真暗な部屋は、果たして部屋と呼べるのだろうか。
暫時茫然としていたが、それを打ち破るかのように大きな物音がした。
何があったのかと確認しに行くが、音のあった方向へ行けども行けども、壁が無い。
私は余り超自然等の類は信じない質であるが、こればかりはそれを疑わ不るを得なかった。
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