儚き夢

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「なんで?どういうこと!?」 私は、激しい怒りを感じていた。 腑に落ちない。納得出来ない。 『だぁからぁ、アキラはねぇ~あんたよりアタシを選んだのぉ』 「あんたに聞いてないのよ!!」 巻髪の女に怒鳴り散らした。 「アキラ?どういうつもりなの?説明しなさいよ。」 アキラはため息をついて話し出した。 『お前と居るのが疲れた。ただそれだけだよ。お前のそう言うところが嫌なんだよ疲れる。終わりにしようぜ、じゃぁな。』 それが彼の最後の言葉だった。 3年間付きあって、浮気。 何もやる気が起きず、何となく出した辞表も、あっさりと受理されてしまった直後の別れ。私はどん底に居た。
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