来なけりゃよかった

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そして数分後― 天「見つけたのね?」 霊達が帰ってきたのか、天音がなにもない所に話しかける。 天「案内して。」 そう言って、天音は敷地に入っていった。 ガチャッ ギイィィーッ… 屋敷の扉を開けた。 カツン―カツン― 入口に入ってすぐの階段を上がると、大きな扉があった。 天「…………。」 ガチャッ ギイィィーッ… 扉を開けると、紅夜が佇んでいた。 微かに肩が震えている。 天「紅夜…………?どうしたの?」 紅「………………。」 反応がない。 天「紅夜‼」 天音が声を大きくする。 ビクッ! 紅夜の体がビクッとなる。 紅「っ……天音か…。」 力なく答える。 天「どうしたの?」 紅「いや、なんでもないぜ♪」 紅夜が明るく答える。 紅「そろそろ帰ろうぜ♪」 天「?💦うん?あ、」 天音が紅夜が手に持っている物に気付く。 天「アルバムとか持って帰るの?」 紅「一応な。じゃあ帰ろうぜ。」 天「うん。」 ……………このあと、天音がまた気絶したのは言うまでもない。
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