~序章~

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隼人と涼輝の機体が速度をつけながら、自由飛行に移った。 ・ -F-16 「-敵が散開したぞ。」 「-俺は右を叩く。 お前達は左に行け。」 「-了解。」 ・ 涼輝の前に二機、隼人の前に一機出てきた。 そして、敵がミサイルの射程に入る。 素早く合わせ、ロックする。 「シュトゥルム、FOX1!!」 ミサイルを発射。 ミサイルは少し軌道を変えつつF-16に迫ってくる。 「-回避!!」 F-16がチャフ(回避兵装)をバラマキながら回避行動を取り、成功した…… 一旦落ち着く……が、涼輝機の姿は消えていた。 「-くそ、どこいった!?」 「-ドーゼル3! 8時方向だ!!」 パイロットは8時方向を見たがいない…と思ったその時だった。下から急激的な速度で涼輝機が半宙返りをし、出てきた。 「-い、いつの間に…!?」 パイロットはいきなりの出来事に頭が混乱していた。 涼輝機は右半ロールして体制を立て直し、 機関砲でF-16を三秒間撃ち続ける。 F-16はキャノピーや主翼に20mm弾を受け、煙を上げながら荒れ果てた海に墜落した。
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