友達

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「F組…F組っと……」 進治はまだ慣れない校舎を歩き回り、2年F組を探した 校舎は学年ごとににABCの二階建ての三つの棟に分かれている ちなみに一年の俺達はA棟である 進治はようやくF組にたどり着き、中を覗いた 「うお~…いるいる!」 進治はこちらに手招きしながら言った 俺も中を覗いてみると、そこには見たことのある顔が一人 (痛ぇな…!なんだ…) そう、あの時の人である 「やっぱ、彼氏とかいるのかな?」 「さぁ? いねぇんじゃねぇか?」 (少なくとも、彼氏は……) 「ウゥン!」 突如後ろから咳ばらい 「ちょっと君たち。何してるの?」 俺たちはへぇ?と返事をして振り向いた そこには美少女が立っていた
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