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スカートを履いているので間違いない
「もうすぐSTの時間よ。自分の棟の自分の教室に戻りなさい!」
長髪で顔つきはよく、大きめの胸にスリムな身体、脚も細い
「あ、すみません。すぐに帰りますんで……いくぞ!進治!」
進治はまだ教室の中を見ていた
俺は進治の首根っこを掴んだ
進治はこちらを向き、女生徒の方を見ると、チィと舌打ちした
「早く行きなさい。チャイム鳴るわよ?」
腕時計を見ながら女生徒が言う
「すみません。失礼します!」
俺はそう言って進治を引っ張って行った
廊下には既に誰も居なかった
「ふぅ……さてと。 そろそろ席につこうかな…」
女生徒は廊下を見渡すとF組の教室へと入って行った
俺たちが教室に着いたときはSTの5分前だった
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