ラブゲーム

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放課後、いつものように帰ろうとしたが靴箱のところで話があると呼び出され、ノコノコとついていった僕が馬鹿だった。 いつもなら断っているが、どうも愛想を振り撒かなければいけない今の状況、無下に断ることもできなかったのだ。 案内されたのは普段使われていなさそうな埃臭い空き教室。 そこで僕は2人の男に押し倒された。 なぜに男の僕を押し倒す? とりあえず理解不能だ。 「そんな言葉使いしちゃダメじゃん、駿河。今朝みたいに笑ってよ」 「こんな状況で笑えるかッ!!」 二人がかりで押さえ付けられれば、一応人並みの力を持った僕でも逃げることは不可能だ。 「そんなこと言わないでさー、俺駿河ちゃんの笑顔に一目惚れしたんだよ…」 「っ……!!」 耳元で囁かれ、ゾクリと鳥肌。なんだか最近鳥肌の割合高くないか?ていうか僕の笑顔に一目惚れってなんだ。 男に一目惚れって貴様らはホモか。 なんて思っていても口にするほど僕だって馬鹿じゃない。 「なんだ、駿河もその気なんじゃん。耳感じるの?」 今のをどうやってそう捉えることが出来るんだ!! 「即刻やめろ。気持ち悪い」 「冗談。ここまできてやめるかよ」 「っ…」 今度は耳を舐められてしまい、ヌルリとした感触が気持ち悪かった。うめいた声を感じたと勘違いした男はやめろという僕の声も聞かず耳を舐めていた。 「おいおい、一人だけずるいぜ。抑えてるだけとかつまんねぇよ」 「同感ー」 「つまらないなら即刻この手を離してくれたら非常に助かるのだが」 「………お前らも触ればいいだろー。駿河感度いいぜ?」 僕は無視か!! ジタバタと暴れてみても、びくともしない。それどころか抵抗しようと暴れたせいで息が乱れてきた。ヤバイ。体力が減った。 「うわーコイツ息荒くしてるぜ。まじで感じてんのかよ」 「んじゃ、遠慮なくいただきまーす」 「やめ…っ!?」
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