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不意に男の弱点ともいわれる性器を軽く握られた。あまりに驚きすぎて声がつっかえてしまう。
「おとなしくしないと、これ噛み千切るからな…」
「っ……」
なんていう脅しだ。最低かつ最も有力な脅しに、僕は唇を噛み締めるしかなかった。
こうなったのも恋愛ゲームだとかわけの分からないことを言い出したあの馬鹿のせいだ。
「っ、あ…!!やめっ」
一人の男は体中を舐めまくり、一人の男は僕の反応が楽しいのか未だに耳を攻めたて、もう一人の男は驚くことにズボンを下げて僕の性器をくわえこんだ。なれているのか、各々それぞれが時間をかけながら僕の性感帯を見つけていく。
性器をくわえこんだ男は……なぜ慣れているのか分からないがとりあえず初めてではないだろう手付きで僕のをしごき舐めていた。
「あっ…あ…」
言っておくが僕だって男だ。
健康な男子だ。
不感症でもなければ精力がないわけではない。
結論を述べれば、フェラされれば嫌でも反応してしまう。
それが男の悲しい性だ。
だが……。
「っ、やめ…ろ!!」
足をバタつかせて必死に抵抗する。上半身を攻めたてるこの二人はいいとしよう。だが僕のプライドにかけて男の口内で射精なんてものは許さない。
蹴りあげた足が男にあたったのか、男は「いっ…」と小さくうめいた。
しかしそれは幸か不幸か…いや明らかに不幸だ。
男はギロリと僕をにらみつけ、もう容赦しねぇなどと恐ろしい言葉を吐いた。
「おい、抑えろ」
他の二人に命令。
それに従うように二人は両腕両足を押さえ付ける。
そして男は再び性器に口付ける。先程まで巧みだった舌が今度はじらすようにゆっくりとそれを攻めた。
あまりのじれったさに僕は身をよじる。
「ほら、イかせてくださいご主人様って言えよ」
「だっ…れが、言うか…っ…!!」
「ちっ…しぶてぇなぁ」
ズルリと口内から性器が解放される。しかし解放されたからといって僕のソレが苦しみから解放されるわけでもなく、ついイきたいと叫びそうになりそうだった。
そして男はなにを考えたのか、ポケットから細い紐を取り出すと反り起った僕の性器の根元を縛った。
これは…生き地獄だ…。
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