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福原和美。同級生。あとは不明。
大人しめで可愛いが、少し不思議な子だ。
「遠野君、送ってもらえるのはうれしい……でも大丈夫なの?」
「気にするなよ、僕も同じ方向だし。それに夕方は危ないから」
我ながら男らしいセリフを言った!
「そうなの……ならよかった。遠野君と一緒に帰るの、凄く嬉しい」
「はは、それはよかった」
学校の最寄りの駅まで来ると、下校中の生徒がたくさん居る。主にカップル。
「なるほどね、不純行為が多発するってのはカップルの急増が原因か」
「不純行為?もしかして中原さんと遠野君がやりかけていたこと?」
「そうそう、まぁ彼氏彼女になればしたくなるのはわかるが、学校ではなぁ」
そういっている間、福原はなにか考えている顔をしていた。
「ん、どうした?」
「ふぇ?……あ、あの」
「ん?」
「中原さん……生えてなかったですね」
マ ジ す か!?
「そっか、おまえの角度からだと丸見えだもんな」
「きれいでうらやましかったの」
この時点で分かったのは、中原は美女だが■■■■で、福原は幼女体型だが■■■だということだ。
しかも、福原はいやらしさなどを感じず素直に言っている。純粋すぎるとこうなるのだろうか。
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