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1月。
私は死んだ
命は
あっけないものだと思った
私は高校1年
冬休みの補習の帰り
帰ったら正月の
おもちを食べよう
とかなんとか考えながら
ひとり歩道を歩いていた
気付いたら
トラックが目の前だった
私は変に冷静な頭で
道路が凍っていて
スリップしたのだと思った
そこで真っ暗になった
なにも見えない
なにも聞こえない
そんな暗闇の中で
やっぱり変に冷静な頭で
次の日ニュースに出るのかなあ
とか
まだ死にたくなかったのにな
とか
もっとみんなに
優しく接すればよかったなあ
とか考えていた
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