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これは……
やばいんじゃないの?
このままだと
もしかすると
襲われるかもしれない
「あの…ほんと困りますっ」
身の危険を察し
男の腕をふりほどく
そして個室の前まで
来ていたが
いっきに走りだす―
つもりだったが
「ちょっとーここまで来といて
それはないよー」
普通に捕まった
腕をがっしり掴まれて
少し痛いくらいだ
「やめてっ…だれかーっ」
助けを呼ぶ前に
個室に入れられた
カチッと音がして
鍵が閉められたのだと悟る
ニヤニヤする男の前で
私はただ震えるだけだった
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