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母さんがイスに腰掛けた。そして静かに口を開いた。
「目が覚めたのね…よかった…」
なんだかとても深刻そうだった。
―――――お母さん―――――
今はまだ声が出なかった…
お母さん僕はどうしたの?
何かの病気だったのかな?
僕どうなっちゃうの?お願い!答えて!!
手探りでお母さんの手に触れた。必死にお母さんの手を握りしめた。
――教えてお母さん!どうかこの思いが届いて欲しい――
やっと、お母さんの重たい口が開いた…
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