片想い

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「んで…。何があったん⁉」 『実は…私ムッチャ気になる人が出来て…。 …。 その人っていうのが技術の藤沢くんで…。』 「えっ⁉藤沢くんってあの藤沢さんっ⁉ また、えらい以外って言うか…。 でも、凄い真面目やし優しそうやし…。 …。 で…その藤沢さんがどうしたん⁉」 私は、泣きながら今日までの経緯を辻さんに話した。 『で…。勇気出して手紙書いたんやけど、連絡ないし…同じ職場やし…どうしていいか分からんくて…。』 辻さんは黙って聞いてくれた。 『そっか~。児島ちゃんが藤沢さんをね~。 以外やったけど、私は直接はよく知らんけど、竹山部長があいつは凄い気が付くし良い奴や‼って、誉めてるらしいよ⁉ 私がもう少し若かったら、間に入ってキューピッドするんやけど、流石にこんなおばちゃんやから、悔しいけど何もしてあげられへんわ…。ホンマ悔しいわ…。』 「そんな事ないよ‼話し聞いてくれただけで、少しスッキリしたわ‼ あっ‼もう休憩終わってまうな…。貴重な休み時間やったのにゴメンナ…ありがとう‼」 『そんな事ないよ‼ホンマ自分の歳が恨めしいわ…。でも、児島ちゃんファイトやで‼』 そう言い残し辻さんは仕事に戻った。
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