彼のいない朝

3/7
1075人が本棚に入れています
本棚に追加
/807ページ
「おはよう」 私はリビングにいる弟の貴志に声をかけた。 「おはよう。姉ちゃん、なんか、電話がすごく鳴ってたよ。携帯も鳴ってたけど」 私は眞一からだと思った。 前日に、日曜は買い物に行こうと言われていた。 原田さんと言う、彼の女友達が誕生日だから、プレゼントを買いに行くと言っていた。 眞一には友達が性別は関係なく多かった。 私も知ってる人だったので、買い物は勿論了承していた。 私は携帯を取った。
/807ページ

最初のコメントを投稿しよう!