彼のいない朝

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代わったのは、眞一の母親だった。 「あ、揚羽ちゃん」 「はい」 …どうして眞一と代わらないんだろう? 実家にはいないのだろうか? 沸き上がる疑問は、眞一の母親の言葉に耳を傾けるしか出来ずにいた。 「落ち着いて、聞いてね」 この言葉を言われた瞬間私は、バイクで出掛けた眞一は、事故を起こして入院をしているのかと瞬時に思った。 「…はい」 ならば病院とか聞かないといけないな、と言う覚悟で聞いた。
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