出会い

3/8
前へ
/41ページ
次へ
「かいりさん。女の子にビールすかぁ?」 「あーそうか。カクテルのほうがいいかな?」 どうやら私たちと同じ二年生のようだ。 「私ビール飲めますから大丈夫ですよ、それで」 「それでこそ野球サークルのマネージャーだ」 グラスを交わすと彼はいっきにそのビールを飲み干した。 私も一緒にビールを飲み干す。 まりはカクテルを少しだけ口にした。 誰が野球サークルのマネージャーなんかやるかっての。 そう思いながらも話題を広げるために野球の話を永遠とはなしていた。 まりはお酒に弱いせいかもう顔が真っ赤になっている。 「二次会行く人はこっちねー」 リーダーのような人が先頭を切る。 「まりどうする?帰る?」 「いくー!」 どうやらまりは完全なる酔っ払いだ。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加