6/19
前へ
/36ページ
次へ
生徒達から笑い声が上がる。 「あははは」 俺もそれにつられ笑い出す。 「お前が笑うな!」 本日何度目だろうか、またもや頭部に激痛が走る。 『……たい…』 その時、俺の耳に消え入りそうな声が聞こえた。 「…え?大ちゃん先生なんか言った?」 俺は周りを見渡す。 「お前なー、先生をつければいいと思ったら大間違いだぞ。」 「いや、そんなのどうでもいいから何か聞こえなかった?」 どうやら大ちゃんには聞こえていないらしい。それどころか、ほかの生徒にも聞こえていないようだ。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加