森の追憶

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「もったいないな」 思わず呟いていた。 大事なものを忘れてしまっていることが、とても惜しい気がした。 いきていれば、誰にだってどうしようもなく悲しいことは起きるもの。 だけど、ほんとうのしあわせってやつは、いつだって通り過ぎたあとに気づくものだ。 気づいた時にはもう遅いことが多いけれど。 思い返して、ああ幸せだったなあ、なんて、また感じる為にある。 涙が出るほどの幸福感。 それは、そういう類のものは、中々出会えない、きっととても貴重なものだと思う。 「やっぱり、もったいねーよなあ」 ごろりとベッドに横になる。 トトが覗き込んできた。 顔の両端を指でひっぱると面白い程伸びる。 「ぶっ! ひでえ顔だな」 笑うと、トトが指に食らい付いてきた。 大して痛みはないけれど、「痛い痛い」とおおげさに痛がる。 トトが笑う。 オレも笑う。 何が最善かなんてわからない。 この先何が起きるのか、神様だって知らない。 悲哀は、2人で受け止めてみせよう。 例え、過去に呑み込まれてしまうようなことがあっても、またこの笑い顔を取り戻してみせる。 僕等には未来がある。 end ----------------------- こっから先はただのぐだぐだ追記です↓ どちらかというと読み物というより自分の考察をそのまま書いただけという。うまくまとまらずに最後ゴリ押し。 記憶取り戻さなくてもいいや、って。ゲーム性を完全に無視しちゃってますねぇ。 今が楽しければ過去なんてどうでもよくね?的なw ところで、随分昔のことなのに、思い返すだけで叫びだしたくなるくらい恥ずかしい思い出ってないですか? 私だけでしょうかw 過去を思い出しているときって、今まさに体験しているような感覚がある気がするのです。(実体感とでもいうのでしょうか) まぁそんなことを考えておりました。 (終)
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