花は告ぐ

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トトは花ならなんでも食べる。 それがスーパーで売られている仏壇用の菊の花(特価380円)だとしても。 オネーサンが作ってくれたブーケは、水を入れたジョッキグラスに挿すことにした。 机の上に置いて、「うむ」と頷いた。 不恰好だが、悪くはない。 「いいか、トト。これ絶対食べんなよ」 何度も念を押してみるが、トトは理解しているのかしていないのか首をかしげて花をじっと見ている。 「まぁ、枯れたら喰わせてやるから」 そう言うと、返事のつもりかぴょんと飛び跳ねてみせた。 頭をなでてやって、「それまでコレでガマンしてくれな」と黄色い菊の花をつまんだ。 赤と白のバラの意味は『ずっと一緒』 深緑の葉は赤いバラのもの。 その告ぐところは、 『あなたの幸福を祈っています』 end -------------------------- 以下、グダグダ追記↓ 花言葉って色々あります。 皆様ご存知のものと今回載せたものがまったく正反対だったりする訳です。のでその辺りは目をつぶってくださいませね^^; 一応ネットで調べたのですがw あと余談ですが、 青いバラって実際には存在しないのだけど、花言葉だけはあるのですね。 『可能性』と『不可能』と両方意味があるそうです。 その相反性が個人的にすきですw では^^ ここまで読んでくださった方ありがとうございました(^-^*)
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