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「俺は全てをこのドローに賭けるぜっ、ドロー!!ハッハー行くぜ!ターン終了!!」
……ハァ?
恐らく、この場に居る人皆がそう思っただろう。
カード引いて、そのまま終了って事はモンスター居なかったのか?
「お前、まさか本当にモンスター引け無かったのか?」
さっきまで大声で話していた三河先輩も、呆れ気味に聞いている。
「まぁな、魔法カード<古代の機械工場>。これ単体じゃなんも出来ねぇよ。」
三河先輩も納得した様に、「そうか」と言いデュエルは終了した。
その後、三河先輩からデュエルを申し込まれたが、適当な言い訳をしその場を後にした。
「残念だったな、新しカード<マシンナーズ・フォートレス>だっけ?お前のデッキにぴったりじゃん。」
「そうだろ。まだ<マシンナーズ>ってカードは入って居るんだけどよ、来なかったぜ。」
「まぁ相手は先輩だったし仕方ないじゃないかなぁ。」
「ん?ところでお前等なんであんな所いたんだ?」
あ、しまった。
この二人の関係を知る為に、追跡しているんだった。
「えっと……凱貴クンと朱音チャンって付き合っているの?」
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