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そもそもあの日、メモリーの事を大地と凱貴に聞くつもりでいたはず。
なのに俺は聞くどころか、メモリーの存在をあの日忘れていた。
まぁ今更後悔しても仕方ないし、大地がセットしてくれたから結果オーライか。
さっき俺がいた下駄箱から先生達のいる職員室は、そう遠く無い。
だから全力で走れば、直ぐに着いてしまう。
職員室に着き、担任の先生にメモリーを渡すと、パソコンに挿し内容を見ている。
「まぁそれなりに頑張っているみたいだし、今学期はこれでいいな。だがなもう少し勉強面を、この夏休み頑張る様にな。」
先生に曖昧な返事を返して、職員室を後にした。
下駄箱に戻ると、三人は床に座ってデュエルをしている。
「<古代の機械兵士>で大地のモンスターに攻撃!」
「じゃ私も<仮面竜>で大地君のモンスターに攻撃するよ。」
「ヒドイよ!二人して僕ばっかり攻撃して!」
三人デュエルで大地ばかり攻撃されているのか。
確かに大地はデッキは油断したら即死するから、仕方ないのか?
「もういいよ!<E-HEROヘル・ゲイナー>召喚。」
E-HEROヘル・ゲイナー
ATK1600/DEF0
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