夏休み、海に行こう!

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中に入ると、一人の女性が出て来た。 「いらっしゃ~い。何名様ですか?ウチの焼きそばは美味しいですよぉ。」 やけに馴れ馴れし対応、そして着ているTシャツに「氷」と大きくプリントされている。 コイツは…… 「あっ海斗の姉ちゃんだ。何やってんだここで?」 「何ってバイトだよバイト。いやぁ~人来ないと思ったら、アンタ等が来るもんだからびっくりだよ~」 「……わざとらしいって。つかここにしたら良いって言ったのアンタじゃん。」 えへへと、わざとらしく頭を掻き、誤魔化そうとしている。 全く、この姉貴が気前良く教えてくれると、何か絶対有るから困る。 「ねねね、アンタ等学生は財布が寂しいでしょ?私がここの焼きそば、おごってやっても良いよ。」 この言葉に凱貴がやけに反応し、興奮している。 それにつられて、大地も目を輝かせている。 「ただし、私とデュエルに勝ったらね海斗。最近全然やって無いからねぇ~久しぶりにやろうか。」 確かに姉貴と中三からデュエルやって無いなぁ……どうして俺なんだ? 店の奥から二つのデュエルディスクを持って来て、片方を俺に投げ付けた。 「外、人居ないでしょ?ちょうど良いよねぇ~」 俺達四人を半ば強引に、外に連れ出し、せっせとデュエルの準備をしている。
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