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姉貴はライブラリアウトが恥ずかしかったのだろうか、ひたすら笑い続けている。
そういえばデュエルに夢中で気が付かなかったが、凱貴達は一体どこに居るのだろう?
姉貴にも探す様に頼み、辺りを見回す事に。
「ん?海斗、あれじゃあ無いのかい?ほらあの砂山の近くの……」
姉貴が指差す先には確かに砂山が、それを更に巨大にしようと二人の男女が楽しそうに砂を盛っている。
その距離ここから30~40m位の距離だ。
「多分アレだな、大地の奴オレンジ色の服着てたからアレに間違いないな。」
目だつ服をチョイスしてくれて助かったぜ大地。
姉貴には一旦店に戻ってもらい、大地と朱音のもとに向かった。
「何やってんだよ砂山なんか作って。それに凱貴はどうした?」
「あっ海斗クン、デュエルかったね、おめでとう!凱貴クンも居るよ。」
「居るって言っても、隠れているんだけどね。せっかくだし探してみてよ。」
今いる浜辺には俺達誰も居ない、だから見付けるのは簡単のはず。
大地と朱音が作った砂山をまたぎ、また見回す事に……が、砂山をまたいでから誰かの視線を感じる。
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