入学、そしてデュエル

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「ん…もうこんな時間か、そろそろ行かないと。」 机においてある鞄と、自分のデッキケースを取り部屋を後にした。 家から出てく際、母親から忘れ物が無いか何度も聞かれたが、適当に返事を返し自転車に股がり学校を目指した。 俺の家から数十分と聞いたが、全然学校が見当たらない。 て言うかここはどこだ? とりあえず、辺りを歩いている人に道を聞きながら学校に行く事になった。 やっとのことで学校に到着したが、遅刻ギリギリの時刻、慌てて自分のクラスまで走った。 息を切らしながら教室の扉を、開けると一人の生徒が走って来た。 「おい、泉!遅いじゃねぇかよ!遅刻かと思ったぜ。」 「わりぃココの行き方忘れちまってな」 いきなり走って来たこの短髪の生徒は、俺の親友“木梨 凱貴 [キナシ カイキ]”。 俺よりか小柄でお調子者で、かなりの目立ちたがり屋である。 自分が座る席を探している最中、凱貴が何かひたすら話している。 俺が自分の席に座ると、凱貴は隣に座り声を潜めて話して来た。
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