初っぱなからの喧嘩

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いつぞや、モールと駅構内を結ぶ陸橋において、ぶち切れた天が後ろからもうダッシュの末、飛び蹴りをしてきたことがあった。 正直、笑いそうになった。 だが、笑ったら大変なことになると、唇を噛み締めて、そっぽを向いたのだが、無表情がかなり苦しかったのを覚えている。 あとでそれを宣うと、 (ζ‘ο‘)「笑えばよかったにぃ、和んで仲直りできたかもしれんやん」 などと言ってきたが、 そこはあえて空気を読んだってことに気づいて/(^O^)\ 君、笑われたら絶対怒るでしょうよww 大して当たりこそしなかったので、のんきなものだが今思えばその日、彼女は10センチ近くもあるピンヒールを履いていた。今更、飛び蹴りが当たらなくて本当によかったと思った。 _
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