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あの日 お前は 泣いていた
好きな奴に 振られて
いつも いつも 眺めているだけのお前が 勇気を振り絞って 言ったのに 振られしまい お前は 声をだし 泣いていた
俺は お前に かける言葉が見つからず 奴を 殴り 蹴り
お前は 泣いて 俺にしがみついて やめてと 叫んだ
震える手 お前の涙
本当は 殴るつもりなんてなかったんだ
ただ………ただ お前に 泣くな……あいつのために 見ろ 俺を………俺を好きになれ………
そう 言いたかった
でも 俺は 言えなかった
俺は 弱くてお前に さけられるのが怖くて
言えなくて………
俺は お前に ごめんと言うことしか出来なくて……
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