異世界

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麻衣「自分で言うのも恥ずかしいんだがそう言うことだ。ちなみに拒否権はない。」 蓮「麻衣さんは俺のこと特に好きでもないんだろ」 少し厳しめの口調で言った 麻衣「いや、それは違うな。君は敵だった私に優しくしてくれたし、君はかなりの美少年だしな。一目惚れだよ」 蓮「本当に俺のこと好きなんですか?」 麻衣「本当だ。」 麻衣がそう言うと蓮の方から泣きながら抱き着いてきた。突然のことだったため麻衣は驚いている。 麻衣「ど、どうしたんだ?いきなり。」 蓮「ひ、久しぶりに人に愛されて嬉しかったんだ。姉さんや両親が突然消えてからずっと一人だったから……」 確かに会ったときの蓮の目は孤独と冷淡さを兼ね備えていた。 麻衣「よかったらでいいんだが蓮の過去を教えてくれないか」 蓮「俺の過去を知って嫌いにならないですか?」 麻衣「(///いつもはカッコイイのに今は可愛い。)ならないさ。絶対に」 蓮「なら話します。これは俺の親友しか話さなかったので他人には言わないでください。あれは10歳のころのことでした……」
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