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蓮は今道場にいる。広さは縦50m横40mもある。何故こんなものが作れたかは不明だ。蓮はここで6歳から光一と稽古していて8歳の時に光一に勝ってから負けたことがない。
蓮「今日は双刀の稽古をしようか」
蓮の武器はトンファーか双刀なので稽古の時はどちらかに絞って稽古している。
蓮「東條流一ノ型 乱れ桜、次は五ノ型 白百合、最後に二ノ舞 桜花乱舞」
蓮は次々と技の練習をしていく。東條流というのは蓮があみだした流派で双刀とトンファーの両方に使える。
美奈「蓮ちゃん、大変だよー」
突然蓮の姉の美奈が慌てて道場に来た。
蓮「どうしたの?姉さん何かあった?」
美奈「母さんと父さんが乗っていた飛行機が墜落してほとんどの人が救助か死亡が確認されたんだけど、父さんと母さんだけ体が見つからないって」
蓮「嘘だ。親父はともかく母さんが死ぬ訳ない。絶対生きてるよね。」
美奈は何も言えなかった。なぜなら飛行機が墜落したのは日本海の中心部。救助以外で助かるためには泳ぐしかない。いくら鍛えている光一でも岬を背負って行くのは難しいからだ。
美奈「……だ、大丈夫だよ。きっとあの人たちのことだからふらっと帰ってくるよ。」
それしか言えなかった。自分の弟を絶望させないためには
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