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食後
美奈「じゃあ重力属性の話をするわよ。まず最初に重力という属性について話すわ。」
美奈「重力という属性はもともと熾天使が対悪魔用に使っていた属性なの。重力という属性はかなり強力な魔法だったんだけど、使えるのは熾天使のしかいなかったからだんだん存在が薄れてきたの。実際、現在使える天使は一人しかいないらしいの」
蓮「じゃあ何で俺には重力属性があるの?」
熾天使しかなかった属性が俺にあるのは明らかにおかしい。
美奈「それは調べて貰ったんだけど、私達の父さん方のお爺さんに当たる人が熾天使と結婚したようなの。だから蓮には重力属性が出る可能性があったって訳。遺伝子的に出現する確率は4分の1だったから私には運がなかったのね」
だから俺には使えるのか、お爺さん案外すごい人だったんだな。何度か会ったことがあったけど優しそうな人だった気がする。
蓮「あれ?天使って人と結婚したらダメじゃなかったっけ。」
何か本で見た気がする。確か天使が人と結婚することは許されず、もしそれを破ったものは闇に堕ちると
美奈「蓮は物知りね。お爺さんと結婚した熾天使はすぐに捕まえられて堕天使になったわ」
堕ちるってそういう意味なんだ。
蓮「ところで重力属性の練習はどうするの?その熾天使しか使えないんでしょ」
美奈「だから蓮は明日の朝、天界に行ってその熾天使に魔法を教えてもらいなさい。私の使い魔のラファエルが案内役になるから」
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