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蓮「うわぁ、綺麗な場所ですね」
来た場所は近くに滝があり、その周りには森があり森林浴には絶好の場であろう。
麻衣「そうだろ、私のお気に入りの場所なんだ。蓮だから教えるんだぞ」
蓮「ありがとうございます。さて、稽古やりますか。氷姫、十六夜」
とりあえず、毎朝の日課にしている座禅をくみ、氷姫と十六夜を膝の上に置く。
麻衣「そうだ。蓮はどうやって臨界者になったんだ?」
蓮「ん~、どうやったって言われてもただ魔武器に語りかけただけなんですけど」
麻衣「語りかけた?」
蓮「はい、今俺がやっているように座禅を組んで静かに語りかけるんです。声が聞こえるまで自己紹介をしたり挨拶をしたり、そうすると段々反応してくれるんです。氷姫の場合は話し掛けてきました。多分詳しいことは氷姫に聞けばわかります。氷姫、お願い」
すると氷姫が人化して出てきた。
氷姫「さっきの答えだが」
蓮「氷姫聞いてたの?」
氷姫「うむ、聞こえていたぞ。我は一応人化出来るからな。出ていない時の主の会話も聞こえるぞ」
蓮「聞こえないようにする方法とかないの?」
氷姫「あると言えばあるがそんなことをしたら主はずっと使うだろ?」
蓮「いや、どうしてもという時しかしない。約束する。だから俺のプライバシーを最低限保障してくれ」
氷姫「そこまで言うなら教えよう。心を魔力という壁で干渉できないようにイメージすると出来る。」
蓮「ありがとう。今度試してみるよ」
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