異世界

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―一時間後― 麻衣「ん、んー。ここはどこだ?確か私は少年と戦って気絶させられて……」 しばらく自分の現在の状況を確認していると蓮に気付いた。 麻衣「この少年は私が起きるまでずっと一緒にいてくれたのか。」 麻衣は自分にかけられている服に気が付いた。 麻衣「この服は少年のものじゃないか。敵だった私に体の心配をするなんて…」 麻衣は蓮の顔を見た。すると、一瞬にして麻衣の顔が真っ赤になった。 麻衣「戦っていたから気付かなかったがかなりの美少年だな……ちょっとくらいキスしてもバレないよな。」 そう言って蓮に唇を近けていく。そして麻衣は蓮にキスをした。 蓮「ん?んー!」 キスしている間に蓮が起きたようだがそれを気にせず、麻衣はキスを続けた。キスが終わると麻衣は満足そうな顔をしていた。 蓮「な、ななな何してるんだ」 麻衣「顔が真っ赤だぞ。可愛いな」 蓮「///ありがとう。じゃなくて何でキスしたんですか?」 麻衣「何でって、お礼と誓いのキスだ。」 蓮「お礼はまだいいとして、誓いって?」 麻衣「私は初めて負けた男と結婚すると決めていてな、私はまだ今まで一度も負けたことがなかったんだよ。そして私は魔法も使えない君に負けた。」 蓮「つまり、麻衣さんは俺と結婚すると」
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