特訓

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蓮side 蓮「もう終わりか?」 風帝「ほざけ、『世界を覆う風よ、今我の呼びかけに応じ敵を殲滅せん。“桜花風嵐(オウカフウラン)”』」 風帝は少し後ろに下がり風の究極魔法を唱える。すると、風の攻撃が四方八方から俺に向かって来る。 蓮「東條流守式三ノ型不嶽(フガク)」 不嶽…通常、同時にいろんな方向から攻撃がきた時に使用する。死角はない 俺は四方八方から飛んでくる風帝の魔法を一瞬にして全てをぶった切った。 風帝「魔法を…………斬った?アタシの魔法を?身体強化なしで?そんな馬鹿な」 蓮「驚くのはいいがこれで終わらせていただこう。」 風帝の後ろから首筋に刀を突き付ける。 風帝「なっ、アタシがまったく気づくことなく後ろを取られた!?嘘やろ」 蓮「そんなに気にすることはない。ただ俺が風帝の力を見誤り、力加減を間違えただけだ。だいたい60%も出したのが間違いだったな。」 麻衣「この勝負氷帝の勝ち」 こうして俺の勝ちが決まった。しかしまだ問題が残っている。 美奈「氷帝の勝ちはいいんだけどこの凍って動かなくなってる土帝どうする?」 そう、無残にも闘技場内に凍って転がっている土帝だ。 リリア「いっそこのまま粉々にしてしまえば?暑苦しい筋肉ゴリラがいなくなって私は嬉しいんだけど」 さすがドS、土帝を殺す気だ。 風帝「粉々はまずいやろ、せめて誰かわかるように顔と骨は残さな」 美奈「一応これでも帝だから殺すのはよくないわ。ここは放置がいいんじゃない?」 闇帝「賛成。下手に関わりを持ちたくないからそれがいい」 美奈「じゃあ土帝は放置の方向で」 こうして帝との顔合わせが終わった。後日談だが土帝はあの後2週間後にやっと氷が溶けて目覚めたそうだ。目覚めた後、ギルドで暴れていたがカレンさんに見つかり半殺しにされたらしい。
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