10 立ち向かう時。

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眠徒「で?そいつは来たの?」 甲太郎「わかんねーの」 橙「来たのですよ…2回も」 眠徒「おっ…」 橙は不機嫌そうに頬っぺたを膨らませていた。 橙「2日目と3日目の夕方に会いに来たのです…鳴さんと何度か話をしてたのですよ」 眠徒「ほぅほぅ♪名前とか何者かとか分かんなかった?」 橙とは逆に眠徒は目を輝かせて食い付く。 甲太郎だけが気まずそーに窓の外を眺めていた。 橙「んー…たしか、川澄 紅葉(カワスミ モミジ)って言う名前だったのです」 眠徒「ほー…見てみたいね、このアホが失神するくらい似てるんだかどーだか…」 甲太郎「う、うっせぇ」 眠徒「まぁ!!悪びれもせずこの態度!! こーんなに可愛い橙ぴょんがいるのというのに!! おーよしよしよし~♪」 橙「ふぇぇぇ~?」
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