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甲太郎「いちち…手加減ねーなテメー等」
赤星「たりめーだアホ」
無限「いや俺は普通に嬉しいけどな…ドMなんで」
鞠野(なぜそれを今カミングアウトしたんだ…)
甲太郎は埃をはらうと体勢を立て直して立ち上がった。
甲太郎「とりあえず、話は大体聞いた。事態は深刻だな」
来夢「帝王はかなりやるよ。眠徒が抜けたのもあるけど、力の差は…すごく大きい」
来夢の言葉に部室はシリアスムードが漂う重苦しい空間とかした。
足立もパイプ椅子を傾け黙って腕を組んでいる。
甲太郎「けど、俺等だって同じだろ?」
沈黙を破ったのは甲太郎。
その言葉にみな顔をあげた。
甲太郎「俺達だって一度地獄を見たじゃねーか。
確かに一人ずつじゃ帝王には敵わないかもしれねぇ。けど、全員でなら戦える。全員で戦うんだ」
足立「と、この馬鹿がいってるが…アタシも同意見だね。
ウチはワンマンプレーで日本一になったんじゃない。絆の力で勝ったのさ」
赤星「なん…か、行ける気がしてきたな」
鞠野「あぁ…」
鷹岡「ひと暴れするかのぉ」
木葉「にんにん♪」
甲太郎「っしゃあ!!!!!!!いいかテメー等ぁ!!!!!!!
甲子園のてっぺん目指して、あとあのクソ野郎共をぶっ潰しに、…………
行くぜぇ!!!!!!!!!!!!!」
「「オォォォォ!!!!!!!」」
そうして、夏が幕を開けた。
今、パワフル高校野球部の戦いが再び始まる。
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